П36
P36は、ウズベキスタンのタシュケント鉄道博物館に展示された、ソ連製の幹線旅客用蒸気機関車です。赤い帯を側面にまとい、「将軍」と呼ばれた車体を、ここでは間近に眺められます。1950年から1956年までに、コロムナ工場で251両が製造されました。18トンの軸重により、ソ連各地の多くの鉄道路線を走行できました。
設計は4-8-4の車輪配置を採用し、溶接ボイラー、機械式給炭機、動力逆転機、全軸のころ軸受を備えていました。試作機P36-0001は1950年3月に完成し、2500馬力から3000馬力を超える出力を示しました。モスクワとレニングラードを結ぶ路線では、平均速度を時速58キロから69キロへ高め、所要時間をほぼ2時間短縮しました。ディーゼル機関車と電気機関車が広がると、P36は主要路線を離れ、1970年代半ばまでに定期運用を終えました。
展示車両P36-0250には、二つの台車、6軸の炭水車、直径1850ミリの動輪が残っています。これは、長距離列車を牽引した蒸気時代の技術を、タシュケントで確かめられる一両です。
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