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La Farola de Málaga

スペイン南部アンダルシアのマラガ、その港の入り口に立つ灯台がラ・ファローラ・デ・マラガです。街のシンボルとして親しまれ、足元の遊歩道にまで自分の名を与えてきました。イベリア半島では数少ない、女性の名を持つ灯台でもあります。

地震と戦争、難破をくぐり抜け、船乗りや漁師、商人をマラガの岸へ導いてきた塔です。最初に光をともしたのは、フランス人技師バルトロメ・トゥルスが1717年に設計した木製の灯籠でした。いまの塔は技師ホアキン・マリア・ペリ・イ・グスマンの設計で、1813年に着工し、1817年に完成しています。1853年から1858年には基部に一階建ての住居が増え、灯台守が暮らすようになりました。1884年のアンダルシア地震が発光装置を壊し、修理を終えるのは翌1885年でした。1913年から1915年には基部にさらに一層が加わり、マウロ・セレット技師とドイツのJulius Pintsch社が光学装置を更新しています。スペイン内戦中の1936年8月28日、共和国海軍司令部は塔の消灯を命じます。シルエットが敵の砲撃や航空機の照準の目安になっていたためで、塔は土色の塗料と濃淡のまだら模様で身を包みました。それでも深刻な損傷を負い、再建を終えたのは1939年です。2023年にはモニュメントの区分で文化財の指定を受けています。

広い海のただなかで、船はどうやって目当ての灯台を見分けるのでしょう。それぞれの灯台が放つ点滅のパターンは、灯台台帳に書き留められた光の指紋のようなものです。かつての灯台守は24時間の交代勤務で塔を守り、電気のない時代には手でクランクを回して光を起こしていました。最後の灯台守がこの塔を去ったのは1993年、船に正確な位置を伝えるGPSがその仕事を引き継いだためです。

都市
マラガ
コンテンツ更新日

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