Gjirokastër
ジロカストラは、アルバニア南部のギエレ山地とドリノ川に挟まれた谷間に広がる都市です。標高約300メートルの斜面には、ユネスコ世界遺産に登録された旧市街が築かれています。石造りの家々、特徴的な屋根、狭い石畳の通りが、城塞を頂く丘へ向かって連なります。
街の中心にそびえるジロカストラ城では、5年ごとに全国民俗フェスティバルが開かれます。最初の城塞は5世紀または6世紀に築かれ、集落は13世紀から14世紀にかけて発展しました。1336年にはアルギロカストロという名で記録に登場し、その後、ビザンツ帝国、ゼネビシ一族、オスマン帝国の支配を受けています。オスマン時代にはベクタシ教の中心地となり、17世紀の記録には、約2,000軒の家、8つのモスク、3つの教会、280の商店が描かれています。
旧市街の保存には、戦後に与えられた「博物館都市」という位置づけも関わっています。エンヴェル・ホッジャの旧宅は博物館となり、アルバニア人、ギリシャ人、アルーマニア人、ロマ、バルカン・エジプト人が暮らす多文化の街並みが残ります。城壁の上から見下ろす石の屋根と谷の景色が、この場所の記憶に残ります。
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