Cemenelum
セメネラムは、フランス南部ニースのシミエ地区に広がる古代ガロ・ローマ都市です。丘の上に築かれたこの都市には、ローマ時代の円形闘技場と三つの大浴場が残っています。古代のニカイアから少し離れた場所で、紀元前122年から118年の間に軍事拠点として整えられました。
ローマの属州アルペス・マリティマエの首都となり、主要街道ウィア・ユリア・アウグスタが地域と結びました。円形闘技場はアウグストゥス時代の内側の構造から始まり、後のセウェルス朝期に拡張され、約5000人を収容しました。三つの浴場では、現在の地面より約2メートル低い東西方向の舗装道路を歩けます。石の敷居には店の入口と扉の溝が残り、道路の下には古代の下水道も通っています。
西側の浴場は5世紀に住居や司教施設へ姿を変え、同じ場所には初期キリスト教の洗礼堂も残ります。発掘品は近くのニース・シミエ考古学博物館で見られ、アントニアの像やコルネリア・サロニナに捧げた台座が目を引きます。現代の住宅に囲まれた遺跡で、ローマ都市からキリスト教時代までの重なりを一度にたどれます。
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写真:Eric CoffinetPublic domain
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