Fontenay Haus
ハンブルクのローターバウム地区、ミッテルヴェーク通りの東側に、フォントネー・ハウスという歴史的な住宅が建っています。アウセンアルスター湖の南西の岸に近く、船舶仲買人で船主でもあったジョン・フォントネーが自宅として構えた場所です。当時の富裕なハンブルク市民は、城壁の外に持つ家では夏だけ過ごすのが慣わしでしたが、フォントネー一家はここで一年中暮らしました。
敷地を手にしたのは1807年2月7日のことです。湿った地盤には、家の基礎として364本の杭が打ち込まれました。1810年、フランス軍の占領期に一家はハンブルクを去り、ナポレオンの部隊が最初の家を破壊しました。帰還したフォントネーは同じ場所に家を建て直し、1820年ごろに家族や使用人を連れて移り住んだと伝わります。
第二次世界大戦の終わりまでに建物は傷み、市は新しい住宅を建てるための取り壊しを検討しましたが、実現には至りませんでした。1966年にはアウセンアルスターの下を通すトンネル計画によって再び取り壊しの対象となり、隣のマックス・プランク研究所も敷地に関心を示しました。最終的に家はハンブルクの骨董商に託され、保存運動家の助けを借りて改修が施されました。取り壊しの計画を二度くぐり抜けたこの家は、文化財に指定され、個人の住まいとして貸し出されています。
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