Basilika St. Ulrich und Afra
聖ウルリヒ・聖アフラ・バジリカは、ドイツ・アウクスブルクにあるカトリック教会です。304年に殉教した聖アフラの墓の上に建ち、この場所には8世紀から教会が立っています。今の建物の大半は1474年から1500年にかけて後期ゴシック様式で造られました。全長93.5メートル、幅27.5メートル、高さ30メートルに及びます。外観で目を引くのは、ツヴィーベルハウベと呼ばれる玉ねぎ形の屋根を頂く高い鐘楼です。この塔の形が、後のバイエルンのバロック教会塔の模範となりました。
高い尖頭アーチと大きな窓が、堂内のゴシック空間を形づくります。そこにはルネサンス期の大型祭壇が三つ立ち、いずれもドイツ・ルネサンス彫刻の傑作とされます。聖壇に近い内陣は1500年に着工されたものの、宗教改革の混乱で工事が中断し、完成したのは1603年か1604年でした。教会は長らくベネディクト会修道院の一部でしたが、1577年にその修道院は帝国修道院に昇格し、神聖ローマ帝国の中で特別な地位を得ました。1802年の世俗化で修道院は解かれ、教会はバイエルン州の所有となりました。1810年には地元カトリック共同体の教区教会となり、1937年には教皇ピウス11世がここに小バシリカの称号を与えました。1987年5月4日には、教皇ヨハネ・パウロ2世もこの堂を訪れています。
堂内にはバルトロメウス、ベネディクトゥス、シンペルトゥス、アンドレアス、ゲオルクの五つの礼拝堂が設けられています。音楽の伝統もあり、年間を通してコンサートやオルガン演奏が開かれます。若手音楽家に舞台を与える「30分の音楽」というシリーズも続いています。すぐ隣にはプロテスタントの聖ウルリヒ教会が立っていて、二つの教会が並ぶこの場所は古くからキリスト教の諸共同体にとって信仰の中心でした。そして1777年10月18日、モーツァルトがここでオルガン演奏会を開きました。
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