Palau Güell
パラウ・グエルは、バルセロナに建つ邸宅で、アントニ・ガウディが実業家エウセビ・グエルのために設計しました。1886年から1890年にかけて建設され、グエル家の住居と社交の場として使われました。正面には、放物線のアーチと海藻や馬鞭を思わせる鍛鉄装飾を備えた大きな門があります。馬車の馬は専用のスロープから地下の厩舎へ下り、来客は階段を上って迎賓室へ向かいました。
内部の中心には、宴会に使われた大広間があります。高い天井には小さな穴が並び、夜には外から吊るしたランタンが星空のような光景を生みました。壁の高い位置にある小窓からは、主人が来客を迎える前に様子を確かめられます。地下には使用人の部屋もあり、邸宅全体が動線と光を細かく考えた構成になっています。
この初期のガウディ作品は、バルセロナのモダニスモ建築と「アントニ・ガウディの作品群」のユネスコ世界遺産を示します。ひび割れによる構造上の問題を経て、修復は2011年4月に完了しました。屋上の煙突群に加え、鍛鉄、放物線アーチ、光と空間の扱いが、後の作風につながる具体的な見どころです。
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