Schottenstift
ウィーン旧市街のフライウング広場に面して、シュッテン修道院は教会、博物館、学校を備えるカトリックのベネディクト会修道院です。1155年、オーストリア公ハインリヒ2世がレーゲンスブルクの修道院からアイルランド系の修道士を招き、創設しました。広場の一角を占める教会は、歴史的な市街地と古い邸宅に囲まれています。
最初の教会は三身廊のロマネスク建築で、1177年にはハインリヒ2世がここに葬られました。1638年、落雷で塔が崩れたため、アンドレア・ダッリオ(子)とシルヴェストロ・カルローネが教会を再建しました。1770年代にはアンドレアス・ツァハが修道院と学校を整え、引き出し箪笥のような外観から「シューブラートカステンハウス」と呼ばれました。1807年には修道院内にシュッテンギムナジウムが設立され、ヨハン・フックスは約1700年頃にオルガン奏者を務めました。
かつて修道院長の部屋だった博物館では、絵画、彫刻、古文書、家具、宝石を飾った典礼用品を見られます。中心に置かれるシュッテンマイスター祭壇は、1470年頃の後期ゴシック祭壇画です。板絵には15世紀のウィーンの城壁やシュテファン大聖堂が描かれ、当時の街並みを伝えています。中庭では、1825年制作の「黒い聖母」とハインリヒ2世の像を載せた噴水が目に留まります。
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