Casal Solleric
パルマのボルンに面して建つカサル・ソレリックは、十八世紀のバロック様式を伝える邸宅です。複数の古い家屋を組み合わせた建物で、正面には五つのアーチを連ねるロッジアが伸びています。地上階の長方形の中庭では、ピンク色の大理石の柱と、かつての馬車置き場を見られます。
起源は、十六世紀末に織物職人アントニ・シフレが購入した家屋カン・シフレにあります。十八世紀には、オリーブ油をプエルトリコ、ハバナ、マルセイユへ取引したミケル・バリェス・ダルマドラ・イ・オルランディスが邸宅を受け継ぎ、侯爵にふさわしい宮殿へ改築しました。建設はガスパル・パルメル、鉄細工と彫刻はアントニオ・ソルダーティの作とされています。イタリアの影響は、ファサードや中庭の鉄細工、回廊の天井、侯爵の浴室に表れています。
主階には寝室、食堂、台所兼洗濯場、礼拝堂を含む二十九室があり、現在は主に現代美術の展示や文化行事に使われています。館内ではジョアン・ミロ、ジョゼップ・ギノバルト、ロバート・マザーウェルの作品も紹介されてきました。バロックの外観と五連アーチのロッジアが、商人の邸宅から芸術の場へ変わった歩みを物語ります。
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写真:EnricCC BY-SA 4.0 
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