Fortress of Neratzia
ネラツィア要塞は、コス市の狭い半島に築かれた中世の城塞で、マンドラキ港の東、ヤシ並木の大通りレオフォロス・トン・フィニコンの北に位置します。聖ヨハネ騎士団が港を守り、ボドルムの聖ペテロ城とともにコンスタンティノープルとアレクサンドリアを結ぶ海路を見張りました。プラタヌ広場から延びる石橋は、かつての堀を越える唯一の入口です。
騎士団の支配下で工事が始まり、主要な建設は1377年頃に進みました。地震で壊れた古代遺跡や、近くのアスクレピオンから運んだ石材が壁に再利用されています。13世紀の内郭に加えて外壁と角の稜堡が築かれ、全体は1514年に完成しました。その後はオスマン帝国の駐屯地と総督の居所となり、1816年の爆発では内部の大部分が失われています。現在、屋根や床はほとんど残っていませんが、柱、墓、祭壇、古代の石片が草むらの中に点在し、考古学用のホールも残ります。屋外を歩けば、ひとつの城塞に古代、騎士団、オスマン時代の痕跡が重なる様子を見られます。
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