Globus
キールの商工会議所前には、ウルズラ・ヘンゼル=クルーガーの彫刻「Globus」が立っています。1958年に制作された高さ約2.8メートルの作品で、海の歴史を持つ街の建築風景に向き合います。
貝殻石灰岩の球体は三本の脚に支えられ、二つの半円形の壁が周囲をゆるやかに包みます。壁の外側には、商業と手仕事の結びつきを示す控えめな人物レリーフがあります。具象彫刻が多かった当時、ヘンゼル=クルーガーは流れるような形で軽さと透明感を表しました。開放性と世界貿易を象徴する構成は、商工会議所の役割にもつながっています。
周囲では、2000年代初頭の大胆な彫刻的建築と、1950年代半ばの端正な建物が対照を見せます。彫刻家は1950年にシュトゥットガルト美術アカデミーへ客員として通い、ミラノ、フィレンツェ、ローマでも学びました。世界を支える三本の脚と、静かに交差する二枚の壁が、最も印象に残る細部です。
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