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Zionskirche

ベルリンのミッテ地区、ローゼンタール郊外の丘に、ツィオン教会(Zionskirche)は建っています。福音派の教会として、一八七三年に建築家アウグスト・オルトの設計で完成しました。黄色いレンガとテラコッタを使ったネオロマネスク様式が、三本の通りが交わる都市の景観に映えます。高さ五十二メートルの丘と六十七メートルの塔が、周囲から見える目印をつくっています。

建物は東向きではなく、都市の配置に合わせて内陣を北へ向けています。第二次世界大戦では屋根、祭壇、ステンドグラスが失われ、ヴィルヘルム・ザウアー製のオルガンも破壊されました。若き牧師ディートリヒ・ボンヘッファーはここで活動し、後の告白教会と反ナチス抵抗運動につながる働きを見せました。東ドイツ末期には、地下図書館「環境図書館」と反体制活動家が集まり、教会は市民の交流と抵抗の場になりました。塔からはベルリンの街並みを見渡せ、建築と激動の歴史を一度に感じられます。

都市
ベルリン州
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