Palazzo Erizzo
パラッツォ・エリッツォは、ヴェネツィアのカステッロ地区に立つ15世紀の宮殿です。パラッツォ・グランディベン・ネグリに隣接し、小さな運河を挟んでサン・マルティーノ教会と向かい合います。ファサードには、左右対称の古典様式とは異なる、ゴシック・ビザンティン様式の装飾が残ります。バルコニーや窓には、時代の重なりを映す非対称な造形を見つけられます。
エリッツォ家が築いたこの宮殿では、のちにヴェネツィア総督となるフランチェスコ・エリッツォが生まれました。総督在任中には、ロンゲーナの弟子であるバロック建築家マッティア・カルネーリが改修に携わりました。1780年以降、アンドレアとヴィド・エリッツォの兄弟は、ここでアッカデーミア・デイ・グラネッレスキを開きました。文学や演劇への外国の影響、政治思想をめぐる議論が交わされたこの集まりは、1797年のヴェネツィア共和国崩壊とともに終わります。向かいの教会にはフランチェスコの墓碑があり、館内にはヤコポ・グアラーナのフレスコ画が残るとも伝わります。現在は私有地のため、内部には入れません。
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