Marktkreuz
マルクトクロイツは、ドイツの市場広場の中央に立つ、三段の台座を備えた細身の石造記念碑です。西暦958年ごろ、トリーア大司教ハインリヒ1世が、市場の権利と大司教の支配を示すために建立しました。現在の場所へ移されたのは1906年で、長い交易の歴史を見守ってきました。
最も古い部分は、オーデンヴァルト産とされる後期ローマ時代の花崗岩の柱です。その上には、カロリング様式の葉文様を刻んだ砂岩の柱頭が載っています。十字架の西面には勝利の旗を持つ神の子羊、北面には鍵と光輪を備えた聖ペテロ、南面には中世の日時計の痕跡が残ります。柱には鎖を留める穴があり、かつてはさらし台としても使われました。
第二次世界大戦中には防空壕へ移され、現在は安全のため、元の上部を市立博物館が保管しています。広場で見られる上部は、砂岩による忠実な複製です。古い花崗岩の柱と新しい複製が、商業、法、宗教を刻んだ一つの姿に収まっています。
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