Palacio de los marqueses de la Algaba
パラシオ・デ・ロス・マルケセス・デ・ラ・アルガバは、セビリアに残るムデハル様式の代表的な世俗建築です。15世紀後半にフアン・デ・グスマン・イ・トレスが建設を始め、グスマン家の世代交代にともなって隣接する住宅を取り込みながら広がりました。石積みの下部と色鮮やかなタイルの上部からなる正面入口が、イスラムとキリスト教の意匠を融合した建築を伝えます。内部では、アーチが囲む中庭を中心に、ジェノヴァから運ばれた大理石の柱がかつて空間を支えていました。
17世紀の大理石柱を使った柱が、現在も中庭に残ります。側面の塔は、近郊ラ・アルガバのトーレ・デ・ロス・グスマネスに似た構造を持ちます。植物文様と紋章を描いた木造天井を保つ地上階の部屋や、復元された主階段も見どころです。かつて建物にはオムニウム・サンクトルム教会へ続く高架通路があり、私設ギャラリーからミサに参加できました。現在はセントロ・デ・アルテ・ムデハルが入り、素焼きの大壺、印章、洗礼盤、木製ムカルナス、タイル、ゴシック様式の墓石など、ムデハル芸術に関わる品々を紹介しています。15世紀の彩色木製持ち送りが、幾何学模様と木工装飾の豊かさを静かに物語ります。
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