Circo Massimo
ローマのパラティーノの丘とアヴェンティーノの丘の間に、チルコ・マッシモの広大な谷が広がります。全長約六百メートル、幅約百四十メートルに及び、古代最大の娯楽施設として競技や祭典を受け入れました。高い場所から眺めると、かつて戦車が走った細長い輪郭を、現在の景観の中にはっきり見渡せます。
この谷では、ユリウス・カエサルの時代に壁を備えた競技場への整備が進みました。緑、青、赤、白のチームに分かれた観客は、戦車競走の御者たちを熱狂的に応援しました。凱旋祝い、行列、宗教儀礼、公開処刑も行われ、競技場は政治や社会の舞台にもなりました。火災の後、トラヤヌス帝の時代にほぼ全面的な再建が行われ、後の三五七年には巨大なオベリスクも設置されました。六世紀初めの利用を終えると農地へ変わり、十九世紀にはガス施設、倉庫、工房、住宅が置かれました。
現在は、観客席へ通じた回廊や古い舗装、店舗、宿屋、小さな事務所の跡を歩けます。十二世紀に建てられたトッレ・デッラ・モレッタでは、修復された壁と上階から遺跡全体を眺められます。二〇一六年に完了した調査の成果と、拡張現実や仮想現実による展示が、失われた観客席や戦車競走を目の前に重ねます。
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