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Hôtel de Fourcy

ヴォージュ広場の東側、ロアン=ゲメネの館とシャティヨンの館の間に、17世紀初頭に建てられたアル=フールシー館が立っています。パリ4区にあるこの広場は、パリで最も古い計画的に整備された広場のひとつで、建物が統一された意匠で四角く並ぶ様子は、初期バロック期の都市計画の傑作とされています。その一角を占めるアル=フールシー館は、当時の建築様式を今に伝える宿屋貴族の邸宅です。

建物の歴史は重なり合う層のように積み重ねられてきました。フランスの詩人・小説家・批評家であるテオフィル・ゴティエは、1828年から1834年までこの館に住んでいました。彼の相続人たちは建物をパリ市に寄贈する際、教育目的での使用という条件をつけ、その意志は今も形になっています。館の4分の3以上は現在、テオフィル・ゴティエ職業高校の一部として使われており、教室やコンピュータ室、事務室などが置かれています。

1954年には歴史的記念物に指定され、建物の価値は公に認められました。2020年まではパリ市が大部分を所有していましたが、地域の教育施設の管理を見直す取り組みの一環として、イヴ=ド=フランス地域圏へと移されています。17世紀の貴族邸宅が、四百年近くを経て今も高校の教室として日々使われている。中庭に足を踏み入れると、歴史ある石造りの建物のなかを生徒たちが行き交う、パリならではの光景に出会えるはずです。

都市
パリ
コンテンツ更新日

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