Can Marquès
カン・マルケスは、スペインのパルマに建つ、14世紀まで歴史をたどれる邸宅です。17世紀の中庭や、モダニズム様式の意匠を残す階段を通して、パルマの上流ブルジョワジーが暮らした1900年頃の空間を思い描けます。館内には、アラバスターの柱、鉄製の手すりを備えた大階段、緑の多い屋内庭園が残されています。
1786年にはハウメ・ビッチ・デ・スペルナ・イ・スニェールが所有し、1906年には実業家マルティ・マルケスが建物を購入しました。彼はプエルトリコでコーヒー事業を築いた後、マヨルカへ戻った「インディアーノ」と呼ばれる人物です。建築家フランセスク・ロカ・イ・シモの改修によって、現在見られるモダニズムの要素が加わりました。現在の邸宅美術館では、約30人の現代美術家による作品を、歴史的な室内装飾とともに鑑賞できます。
古い邸宅の空間に新しい作品を置くことで、住居、ホテル、美術館という異なる時代の役割が一つに重なります。かつてのスイートにはムラーノガラスのシャンデリアやビロードのソファがあり、屋上テラスからはパルマの街を望めました。
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