Palazzo Chiaramonte-Steri
パラッツォ・キアラモンテ=ステリは、イタリアのパレルモに建つ、1307年にキアラモンテ家が築いた宮殿です。ゴシック様式の建築に、アラブとノルマンの影響が重なり、外観には簡素なファサードが広がります。館内では、マーンフレーディ・キアラモンテが加えた男爵の間の、壁画で飾られた木造天井も見られます。
この建物は王や副王の政庁を経て、17世紀には約2世紀にわたりパレルモのスペイン異端審問所の本部となりました。かつての監獄区画「ペニテンツィアーティ」には、囚人が壁に残した落書きや詩、ソネット、素描が残ります。17世紀初頭には、収容人数の不足を補うため、隣に地上階八室と一階六室の監獄が設けられました。現在は異端審問の歴史を扱う博物館として、こうした独房と痕跡を伝えています。
19世紀に漆喰で覆われた囚人の絵は、1906年に三つの独房で再発見され、2005年の修復ではさらに十室から現れました。血や木炭まで使った線描には、囚人たちの恐怖、怒り、信仰が刻まれています。館内は車椅子で利用できます。
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