St. Christoph
St. Christophは、ドイツのマインツに残る初期ゴシック様式の教会跡です。1240年から1330年に建てられた建物には、ロマネスク様式の塔と、対になったアーチ窓が残ります。車いすでも訪れやすく、街の歴史を伝える場所です。
この教会は893年の文書に初めて登場し、1140年にはトリーアの聖マクシミン修道院の庇護下にありました。17世紀と18世紀にはバロック様式の改修を受け、ヨハネス・グーテンベルクがここで洗礼を受けた可能性も伝わります。第二次世界大戦でほぼ全壊しましたが、外壁は修復され、コンクリートの柱で支えられています。
現在は戦争記念碑として、マインツの破壊と犠牲者を伝えます。ハインツ・ヘムリヒのレリーフ、アロイス・プルムが手がけた窓、歴史を描く色ガラスの展示が内部を彩ります。東側の内陣には洗礼盤と聖具室を備えた礼拝堂があり、2020年からは週ごとのエキュメニカルな平和の祈りも行われています。床の銘板に刻まれた「死者を記念し、生者への警告とする」という言葉が、場所の記憶を静かに伝えます。
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