Clock Tower
アルバニアのジロカストラ城にあるクロック・タワーは、旧市街の石造りの家々と曲がりくねった石畳を見渡す歴史的な塔です。城内の高みに立つため、周囲からはジロカストラの街並み、谷、遠くの山々まで眺められます。地域特有の石積みが、オスマン時代の建物や狭い路地に調和しています。
塔は19世紀、1812年以降にアリー・パシャ・テペレナが進めた城の拡張で築かれました。時刻を知らせるだけでなく、イスラム教の1日5回の礼拝時刻を地域に伝える役割も担っていました。1980年代に修復され、1990年代には現在の時計が取り付けられましたが、時計機構は動かず、修理を必要としています。城には五つの塔、教会、貯水槽、博物館、国立民俗祭の舞台もあり、かつては刑務所としても使われました。
塔の周囲にはカフェ、職人の店、歴史的な建物が並び、旧市街を歩く起点になります。城と旧市街を含むジロカストラは、2005年にユネスコ世界遺産へ登録されました。動かない時計と山を背にした屋根の眺めが、長い都市の歴史を今も静かに伝えています。
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