Rosa Stein
ローザ・シュタインは、ドイツのケルンにある、ナチス迫害の犠牲者を記憶する場所です。歩道には、ローザの名を刻んだ小さな真鍮のストルパーシュタインが埋め込まれています。ここから、家族への責任と信仰、そしてケルンのユダヤ人社会がたどった歴史を見つめられます。
ローザは1883年、ルブリニッツに生まれ、聖テレジア・ベネディクタ・ア・クルーチェとして知られるエディト・シュタインの姉でした。母の死後、1936年のクリスマス・イブにケルンの聖エリーザベト病院で洗礼を受け、その夜の真夜中のミサで初聖体を受けています。ナチスの迫害が強まるなか、ローザはベルギーを経てオランダのエヒト修道院へ逃れましたが、持ち物をすべて失いました。
1942年の夏、姉妹はオランダからアウシュヴィッツへ移送されました。最後に残されたローザの書き付けは、強制収容所からエディトへ送った手紙の追伸です。舗道の真鍮板が、家族を支え続けた一人の女性の歩みを静かに伝えています。
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