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Museum der Stille

ベルリン・ミッテ地区、賑わいのただ中に、静けさを主役にした場所があります。ロシア出身の画家ニコライ・マカロフが1994年に設立した「Museum der Stille(ミュージアム・デア・シュティーレ)」です。街の喧騒から離れて立ち止まり、黙想するための空間として生まれました。

足を踏み入れると、大地色の赤い壁と吸音カーペットがまず出迎えます。照明はあえて落とし込まれ、壁にはマカロフの絵画が並んでいます。グリザイユという技法で描かれたそれらは、透明で穏やかな面持ちを帯びています。同じ館内には、著名な建築家たちによる七つの建築模型が置かれています。シュテファン・ブラウンフェルスやセルゲイ・チョバンらの手になるもので、たった一つの作品だけを収めるために設計された建物の姿です。空間の導きそのもので鑑賞者を一点の芸術へ向かわせる、という発想に基づいています。

その考え方の源には、テキサス州ヒューストンのロスコ・チャペルがあります。宗教の形にとらわれない瞑想の部屋として、ここは都心にあって安らぎの時間を用意しています。とりわけチョバンの一案が印象に残ります。丸い一室がクリスタルボールのようにほのかに灯り、その中心にただ一点の作品が据えられる、という未来の静かな部屋の姿です。

都市
ベルリン州
コンテンツ更新日

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