Cases dels Canonges
Cases dels Canongesは、バルセロナのゴシック地区、カテドラル近くのカレル・デル・ビスベとカレル・デ・ラ・ピエタに広がる歴史的な建物群です。ゴシック、ルネサンス、バロックの三つの様式による正面が並び、内部にはそれぞれ趣の異なる中庭が最大八つあります。カレル・デル・ビスベ側は半地下階、地上階、三つの上階からなり、街路の上にはパラウ・デ・ラ・ジェネラリタットへ続く屋根付きのネオ・ゴシック橋が架かっています。
もともとはカテドラルの聖職者たちが暮らす住宅で、個別の家に分かれて住むようになった中世の慣習に由来します。ただし、現存する建設記録は17世紀以降に確認されています。近代には市民や職人も暮らし、20世紀には大規模な修復によって中世風の外観が形づくられました。1927年には角の建物がバルセロナ王立文書館となり、翌年、ジョアン・ルビオ・イ・ベリェールが建物同士を結ぶ橋を設計しました。
カレル・デル・ビスベ側の建物は、現在もカタルーニャ自治政府大統領の公式行事や会合に使われています。フランセスク・マシアやリュイス・コンパニスらが暮らした場所でもあり、コンパニスの古い机や、マシアの妻が孫たちと過ごした屋上テラスが歴史の記憶を伝えます。アール・ヌーヴォー風の装飾ではなく、スグラフィートとマヨリカ焼きの façade が角の建物を印象づけています。
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