Fraumünster
フラウミュンスターは、チューリヒの旧修道院跡に建つ教会で、都市の宗教史と政治史を伝えます。修道院は九世紀、ドイツ人王ルートヴィヒが娘ヒルデガルトのために創設しました。
中世には、女子修道院長が市場や通行税を管理し、都市の政治にも関わりました。修道院の権力は、チューリヒの市政と深く結びついていました。宗教改革の時代には修道院が解散し、建物の一部は失われましたが、教会は残りました。
建築では、ロマネスク様式の内陣と高いヴォールトを持つ翼廊が目を引きます。回廊には、パウル・ボドマーが描いたフレスコ画が残ります。スイスの文化財目録では、国の重要文化財として登録されています。
内陣のステンドグラスは、マルク・シャガールが手がけた作品です。窓ごとに色彩と物語が異なり、聖書の場面を光で表します。北側の翼廊には、アウグスト・ジャコメッティによる大きなステンドグラスもあります。
内陣の地下には九世紀にさかのぼる地下聖堂があり、チューリヒの宗教改革と教会建築を紹介します。展示では、ロマネスク様式からゴシック様式へ移った建物の変化も確認できます。フラウミュンスターには、チューリヒ州最大のオルガンも設置されています。
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