Galgenkreuz
ドイツに立つガルゲンクロイツは、赤い砂岩から彫り出された後期ゴシック様式の十字架です。高さはほぼ3メートルに達し、風雨にさらされた表面には、長い歳月の跡が残ります。八角形の柱は一つの石塊から作られ、上部には1499年の年号が刻まれています。
片側の龕には、誓いと真実を示す挙げた手が彫られています。反対側には旗を持つ神の子羊があり、プリュム修道院の印も示しています。こうした図像は、ここがかつて裁判の場を示す標識だったことを伝えます。村人は判決を聞き、争いを解決し、ときには処罰を見届けました。近くの石の腰掛けは、裁判官の席だった可能性があります。
十字架のキリスト像には、細い腰布や重なる足、伸びた指など、ゴシック彫刻の特徴が残ります。鉄製の鉤は、かつてランタンなどを掛けていた可能性を示します。もともとは教会と墓地に向けられ、法と共同体、信仰が交わる場所に立っていました。
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