Wittelsbacherbrunnen
パッサウの中心広場に立つヴィッテルスバッハ噴水は、曲線を描く水盤と装飾豊かな柱を備えたネオ・バロック様式の噴水です。彫刻家ヤーコプ・ブラドルが手がけ、パッサウがバイエルン王国に加わってから100年を迎えた記念として、摂政ルイトポルトの依頼で造られました。水盤にはパッサウとバイエルンの紋章、碑文、バラスター柱が並び、都市の歴史と公的な性格を伝えています。
中央の柱にはイルカ、貝殻、天使の姿が配され、三本の川が出会うパッサウの地理を表します。ドナウ川の天使は髪に穀物の穂を飾り、イルツ川の天使は淡水貝の真珠を身につけ、イン川の天使はチロル帽をかぶります。柱の頂には幼子キリストを抱く聖母像が立ち、視線を上へ導きます。ネオ・バロックの動きと豊かな装飾を一度に眺められる、パッサウらしい公共芸術です。
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