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Glasmuseum Passau

ドイツ南東部パッサウは、三つの川が合流する町として知られています。旧市街の中心には「ヴィルダー・マン」という歴史的な建物群が立ち、ガラス博物館パッサウ(グラスミュージアム・パッサウ)がその四棟に広がっています。ヨーロッパ ガラスのコレクションとして世界最大を誇る博物館です。入念に改修された館内には、バイエルン、ボヘミア、オーストリア、シレジアで生まれたガラス作品が、1620年の作から1950年の作品まで三万点以上並んでいます。

コレクションの中心にあるのは19世紀です。ボヘミアやシレジアのガラス製造は黄金期を迎え、日用器から美術品までヨーロッパ全土に供給する産地となりました。展示はバロック、ロココからビーダーマイヤー、歴史主義を経て、ユーゲントシュティール、アール・デコへと様式の移り変わりをたどります。さらに、創業から衰退までの各ガラス工房の歴史もくわしく解説されています。見どころはユーゲントシュティールのコレクションです。ボヘミアのメーカー、レッツの作品は千点を超え、その一部は1900年のパリ万国博覧会に出品されました。ヨーロッパの王室向けに作られたガラスや、19世紀の万国博覧会に展示された作品も棚を飾ります。

四棟の建物を修復し、この館を築き上げたのは「走るホテル」の考案者としても知られる創設者、ゲオルク・ヘルトルです。ドイツの国家指定文化財目録にも登録され、世界中から収集家やガラス愛好家が訪れます。展示室を歩いていくと、いつのまにかパッサウの建築史の一片にも触れていることに気づくでしょう。1985年3月15日の公式開館のテープカットを行ったのは、月面に最初の足跡を残したニール・アームストロングでした。

都市
パッサウ
コンテンツ更新日

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