Chiesa di San Cataldo
パレルモのピアッツァ・ベッリーニを見下ろすチーザ・ディ・サン・カタルドは、十二世紀のアラブ・ノルマン建築を伝える教会です。赤い三つのドームと直方体のような輪郭が、簡素な外観に独特のシルエットを与えています。外壁には目隠しアーチの連なりと、細いコーニスが見られます。
この教会は、ノルマン王ウィリアム一世の治世に、大提督マイオ・ディ・バーリが宮殿の礼拝堂として築きました。マイオが一一六〇年に暗殺されたため、内部は完成せず、三廊式の空間には尖頭アーチと古い建物から再利用した柱頭が残ります。多色の大理石と斑岩による床の象嵌、四福音書記者の象徴を刻んだ祭壇が、未完の内部に具体的な彩りを添えています。
一一八二年にはモンレアーレのベネディクト会へ渡り、一七八七年には郵便局へ転用されました。幾度もの改変を経て、一八八二年にジュゼッペ・パトリコロが復元を進め、現在の姿に近づけました。隣のラ・マルトラーナとともに、アラブ・ノルマン様式のパレルモとチェファルー、モンレアーレの大聖堂群を構成する世界遺産の一部です。
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