Observatoriet
オスロのObservatorietは、1831年から1833年にかけて大学のために建てられた、クリスチャン・ハインリヒ・グロッシュ設計の建築です。明快な線と左右対称の構成をもつ、新古典主義のエンパイア様式が目を引きます。オスロ大学が所有する建物の中で最も古く、かつては天文学の研究施設と初代天文学教授クリストファー・ハンステーンの住居を兼ねていました。
天文学の研究は1935年まで続き、その後はノルウェー極地研究所、ノルウェー音楽コレクション、オスロ大学イプセン研究センターが使いました。豊かな装飾を施した円形ホールでは、コンサートや演劇、文化行事も開かれ、科学と社交が交わる場になりました。2011年の修復後は、天文学や宇宙、磁気などを学ぶ子ども向けの科学センターとして、主にオスロの小学4年生と7年生を迎えています。
館内には、保存修復を終えたかつての天文学器具が戻されています。1877年から1937年には気象観測も行われ、1901年7月21日には、ノルウェーの7月の最高気温記録となる35度を観測しました。円形ホールで過去の知識人たちが集い、現在は子どもたちが科学を学ぶという変化が、この建物の歩みを物語ります。
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