Palais Hongran
パレ・オングラン(Palais Hongran)は、ニースの旧市街の中心に立つ18世紀の邸宅です。オングラン家の手で1769年から1772年にかけて建てられ、当初は海辺の住まいとして設えられました。路地が折れ曲がり、市場やレストランでにぎわうこの一角に、当時の様式をとどめるファサードが通りに面しています。2010年12月2日からはフランスの国定記念物に登録され、歴史的・文化的な価値が国によって守られています。
内部には、いくつかの賃貸アパルトマンが入っています。建設当初のディテールを保ちながら、エアコンやWi-Fi、設備の整ったキッチンといった現代の快適さもかなえています。窓の外は部屋ごとに変わり、地中海を望む部屋もあれば、旧市街の屋根や遠くの山並みを見おろす部屋もあります。外に出れば、ビーチと有名なクール・サレヤ市場はどちらも歩いてすぐの距離です。ただし私有の住まいなので、内部をじかに見る機会は、そこに泊まる場合が中心になります。
ここには1796年3月の足跡も残っています。イタリア遠征の途上にあったナポレオン・ボナパルトが、滞在したのは最上階でした。近くの路地では、ドアの上に彫りのほどこされたまぐさをのぞかせる家々が並びます。18世紀の壁の中で、暮らしがそのまま続いているのが、この一角のいつもの風景です。
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写真:MiniwarkCC BY-SA 3.0 
写真:Kevin J. Rice [2]Public domain
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