Centre Protestant de Rencontre CPR
ニースの街並みに、Centre Protestant de Rencontre CPRという支援の拠点があります。定まった住まいを持たない人や、暮らしが不安定な時期を過ごす人のために開かれた場所です。Fédération de l'Entraide Protestante、つまりプロテスタント互助連盟のネットワークに属し、ボランティアが年間を通して運営しています。
ここで一番大切なサービスは、ドミシリアシオンと呼ばれる、公式な宛先の提供です。住所がないと、医療にかかることも、大切な郵便を受け取ることさえも難しくなります。ここを宛先にすれば、CAFやMSAなどの給付、社会保障、法的援助への道が一度に開きます。窓口に立つのはボランティアの人たちです。決まった日に手紙や通知を受け取れるほか、健康保険や税金、役所向けの手続きも一緒に整理してもらえます。訪れる人の背景はさまざまです。旅の途中の人もいれば、身分の定まらない人、法的保護下の人、出所したばかりの人もいます。利用の条件は、この土地とのつながりを示すことです。働く場所や子どもの通う学校、泊まっているシェルターがこの土地にあれば、条件を満たします。
この活動は、県の貧困対策と住宅支援の計画の一部を成し、市の行政や他の非営利団体と連携しています。通りから覗けば、ごく普通の建物に見えます。けれど中では、郵便が一通ずつ手渡され、保険や税金の用紙を前にした相談が始まります。話を聞いてもらうだけで帰っていく日もあります。そして、ひとつの住所を足場に、人はもう一度地域の中に居場所を取り戻していきます。
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