På vakt
スウェーデンのリムハムン、低く刈り揃えられた野原に、細く高い花崗岩の碑が一本そびえています。面は粗く削り出されながら稜線は正確で、雨は石の細かな孔を濡らし、日差しはその表情をゆっくり変えていきます。上部には「På vakt」の短い題と、1939年から1945年までの年号が深く刻まれています。海風の吹き抜けるこの場所で、石は静かな衛兵のように立っています。
この碑はJonas Frödingの作で、1959年、退役軍人の団体がここに建てました。いまは自治体の手にあります。碑がささげられるのは、この国が「備えの時代」と呼ぶ年月を生きた人々です。国は名目上中立のまま、海岸と国境を守るために動員を重ねました。1939年12月に召集が始まり、翌年4月には近隣国を刺激しないための秘密の追加動員が行われ、1942年2月の危機で緊張がふたたび高まりました。
商船隊は206隻と1,270人の船員を失い、漁船隊は31隻と89人、海軍は8隻と92人の命を奪われました。事故も重なりました。1940年には演習中の輸送船が沈み、1941年にはHårsfjärdの爆発で駆逐艦3隻と33人の命が失われました。いまこの野原では、犬を連れた散歩やジョギングが石のそばを通り過ぎ、子どもがカモメを追いかけて走ります。碑のまわりだけは空気が静まり、通りかかった人が足を止めて短い刻字を見上げます。その一句は、長く不確かな夜に見張りに立った人たちを思い起こさせ、歩き去る人にあの静けさをそっと手渡していくのです。
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