Benjamin Franklin
ベンジャミン・フランクリン・ハウスは、ロンドンに残る五階建てのジョージアン様式のタウンハウスです。ここは、ベンジャミン・フランクリンが1757年から1775年まで暮らした、世界で唯一現存する住居です。印刷業者、哲学者、発明家、外交官として活動した彼は、ウィリアム・ペンの一族の代理人としてロンドンに滞在しました。館内では、彼が客人を迎えた応接室や建築の細部を見ながら、18世紀の暮らしと科学、政治の交流をたどれます。
この家では、フランクリンの支援を受けた解剖学者ウィリアム・ヒューソンが私設の解剖学校を開きました。保存修復の作業中、地下から少なくとも15人分にあたる1200個を超える骨片が見つかりました。大腿骨の切断跡や、穿頭器具による頭蓋骨の穴は、医療教育に使われた可能性を示しています。音響、照明、映像を使う展示は、フランクリンが過ごした部屋や当時の科学研究を身近に伝えます。
館内には段差のある床があり、歴史的な構造のため車椅子での入場はできません。応接室で交わされた議論から、地下に残る解剖学の痕跡まで、科学と政治が交差した18世紀のロンドンを感じられます。
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