Turm VI (Nothburga)
オーストリアのリンツ、ポストリングベルクにあるTurm VI(Nothburga)は、マクシミリアン式塔列の一部です。かつてリンツを囲んだ32基の要塞塔のうち、標準型にあたる塔でした。ポストリングベルクの主堡では、城門塔として要塞の入口を守っていました。ここは防衛線全体で最も高い場所にあり、リンツと周辺地域を見渡せる位置にあります。
この防衛計画は、1809年にナポレオン軍が防御線を突破した経験を受け、オーストリア=エステ家のマクシミリアン・ヨーゼフ大公が構想しました。建設は1831年に始まり、多くの塔が1833年までに完成し、1838年に全体が軍へ引き渡されました。標準型の内部には、三重の石壁、れんが造りのヴォールト、屋上の砲台、兵士の居住階、弾薬庫がありました。
居住空間と倉庫の多くは地下に置かれ、地表には土塁から塔の上部だけが現れていました。周囲には堀がめぐり、背面の入口へは跳ね橋で渡りました。塔の名には女性聖人の名が使われ、Nothburgaもその一例です。砲撃技術の進歩により1858年頃には軍事的な役割を失いましたが、ポストリングベルクには要塞線の姿が残っています。
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