Turm I (Othilie)
トゥルム I(オティリエ)は、オーストリアのリンツ、ポーストリングベルクに残る歴史的な防衛塔です。かつてここには、リンツを囲むマクシミリアン式塔列の主拠点が置かれていました。周囲には丘の景色と都市の広がりがあり、軍事施設と現在の街並みが隣り合っています。
この防衛線は、オーストリア=エステ家のマクシミリアン大公の構想によって、1831年から1838年にかけて築かれました。27基の標準塔、5基の分節塔、2基の外堡、2基の砲台、そしてポーストリングベルクの要塞が、相互に支援する計画を形づくりました。標準塔は三重の同心円状の石壁と、れんが造りのヴォールト天井を備えていました。土塁であるグラシスが大部分を隠し、背面の入口へは跳ね橋から入る構造でした。
ポーストリングベルクの要塞には大小五つの塔があり、オティリエは小型塔の一つでした。砲兵技術の進歩によって1858年には防衛施設としての役割を失いましたが、現在も音楽施設として使われた歴史を持ちます。隣の塔には子ども向けのグロッテンバーンが入り、別の塔はポーストリングベルク鉄道の終点になっています。
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