Nagyboldogasszony-templom
ハンガリーの大広場に立つナジボルドガッソニ教会では、バロック様式の双塔がローマ時代の要塞跡の上にそびえています。床のガラス窓からは、足元に残る古代の石壁を眺められます。
12世紀にロマネスク様式の教会として始まり、中世にゴシック様式へ姿を変えました。内部には、15世紀にキリストの受難を描いた彩色壁画を備える石造りの座席用壁龕があります。礼拝堂には幼子イエスを抱く聖母像が置かれ、近くの壁画にはハンガリーの伝説に登場する司教とされる人物が描かれています。聖エリーザベト、聖ラースロー、聖ゲッレールトにゆかりの三つの聖遺物も安置されています。トルコ占領期には一時モスクとして使われ、南側の祭壇壁には礼拝用のミフラーブが残ります。
火災、地震、戦争による被害を受けるたび、ゴシックとバロック、石と彩色木彫を組み合わせながら修復されてきました。1932年の大オルガンには数千本のパイプがあり、広い身廊を音で満たします。双塔の展望回廊からは、街並みと川を見渡せます。地下聖堂には、異なる時代の発掘品が並びます。
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