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Haus Dr. Pickel

ドイツのブレーメン、ヴェーゲザック地区に、ハウス・ドクター・ピッケルという住宅兼診療所の建物が建っています。1931年、歯科医フェルディナント・ピッケルのために設けられたもので、診療室と住まいが一つの建物に納められていました。設計したのは建築家エルンスト・ベッカー・ザッセンホフです。モダニズムの流れをくむ「ノイエス・バウエン」の作り手として知られる人物です。

建物を形づくるのは、明快な立方体の量塊と、版画のように引き締まった構成です。平らな屋根は大きく張り出し、大小さまざまな形の窓が左右対称を崩して並びます。高さは二階建てと三階建ての部分からなり、二階建ての増築部に加えて、裏手に平屋の区画が続きます。ブレーメン市内にはこの潮流の作例がほとんど残らず、この家は数少ない一つです。1994年からはブレーメンの文化財保護のもとに置かれています。

ベッカー・ザッセンホフの仕事は、この家で終わりません。同じブレーメンには、ハウス・アム・ヴァッサーやヴェーゲザック墓地の礼拝堂、シュヴァッハウゼンのハウス・グローネが彼の手で残されています。張り出す平らな屋根と、幾通りもの形の窓の並び。1931年にブレーメンが近代に踏み出した足音は、ヴェーゲザックのこの家に今も残っています。

都市
ブレーメン
コンテンツ更新日

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