Bethanien
ベルリンのベタニエンは、十九世紀半ばに建てられた旧病院を活用した芸術と文化の拠点です。フリードリヒ・ヴィルヘルム四世の命で建設され、カール・フリードリヒ・シンケルの弟子たちが設計した建物には、詩人テオドール・フォンターネも一時期勤めていました。
病院が閉鎖された一九七〇年代、取り壊しに反対する市民や活動家の運動が起こり、一九七三年に独立した芸術文化のセンターとして生まれ変わりました。保存された構造の中で、クンストラウム・クロイツベルク/ベタニエンのギャラリーやBBKベルリンの印刷工房、数多くのアトリエが活動しています。演劇、ダンス、造形芸術、音楽が交わり、社会を意識した作品と芸術家の交流を支える場所です。クンストラーハウス・ベタニエンは二〇一〇年に移転しましたが、ここで育まれたアーティスト・レジデンスは多くの創作活動を後押ししました。
病院の面影を残す十九世紀の建築で、保存と現代芸術が同じ空間に並びます。
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