Square Frank Jay Gould
スクエア・フランク・ジェイ・グールドは、フランス南部のアンティブにある公共の広場で、歴史的な建物オテル・プロヴァンサルのすぐ近くにあります。目の前には地中海とゴルフ・ジュアン湾が広がり、アンティブ岬への入り口にも近い場所です。一帯は高級住宅やブティックで知られ、コート・ダジュールでも名だたるエリアの一角を成しています。
広場に名を残すフランク・ジェイ・グールドは、20世紀初頭にアンティブのこの一帯を開発したアメリカの実業家です。グールドが建設を命じたオテル・プロヴァンサルは、建築家リュシアン・スターブルの設計で、1926年から27年にかけて建てられた10階建てのアール・デコ建築です。1927年の開業後まもなく、ホテルはリヴィエラで最も話題を集める滞在先のひとつになりました。ヘミングウェイ、F・スコット・フィッツジェラルド、チャーチル、マリリン・モンロー、ココ・シャネル、ピカソといった錚々たる賓客が訪れ、ホテルのレストランは彼らの社交場になりました。フィッツジェラルドが最後の長編『夜はやさしい』の着想を、この宿での滞在から得たという言い伝えも残っています。
ホテルは1977年に改装のため閉まり、その後長い年月を使われないまま過ごしましたが、2014年に高級不動産の開発会社が取得して再生が始まりました。改修では新しい住居に加え、シネマ、スパ、店舗、大きなプールを備えた庭園が整い、湾を望むレストランとダイニングテラスも設けられました。ファッション、映画、音楽、芸術の世界から人々を迎える伝統は受け継がれ、ゴルフ・ジュアン湾はスーパーヨットの停泊地にもなっています。広場に立てば、リヴィエラが富と名声の人々の遊楽地となった時代の空気に触れることができます。
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