Ignaz-Heim-Denkmal
チューリヒのハイムプラッツに立つイグナーツ・ハイム記念碑は、作曲家の功績を伝える歴史的な記念碑です。彫刻家バプティスト・ヘルプストが制作し、1883年に公開されました。記念碑は、1818年生まれで1880年に亡くなったイグナーツ・ハイムを顕彰しています。ハイムは作曲家であり、民衆が歌う「フォルクスゲザング」と合唱文化を広めた指導者でした。
高さ約5メートルの記念碑は、1辺1.65メートルの正方形の台座に立っています。頂部には、死の仮面をもとに制作されたハイムの胸像が置かれています。沈んだ目元と額は死後の面影を示し、遠くを見る視線や豊かな髪と対照をなします。四隅には天使の浮彫りがあり、竪琴や音叉などの音楽的な意匠も刻まれています。正面の天使のような「ゲニウス」は、ハイムの名を掲げています。
左側の銘文は、民謡を民族の内面と向上心の表現として捉え、歌が世代を越えて生きると伝えます。右側には、1883年付のスイス合唱団による顕彰文があります。広場は1892年にカントンシュールプラッツからハイムプラッツへ改称され、1901年の劇場と1910年の美術館の開館によって文化的な場所となりました。
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