Auferstehender und Fallender
ヴュルツブルクのキリアン広場に立つ「Auferstehender und Fallender」は、現代彫刻が歴史的な都市景観と向き合う場所です。約4.5メートルの鋼鉄製作品が、キリアン大聖堂とノイミュンスターを望む広場にそびえています。ロマネスク時代にさかのぼる二つの建物が、工業的な素材の輪郭をいっそう際立たせます。
ミヒャエル・モルクナーは2003年に、同じ鋼板から二つの形を切り出しました。けれども正の形と負の形は完全には重ならず、存在と不在のずれを目に見える形で示します。かつて墓地だった広場は、現在、現代彫刻が集まる場として使われています。鋼鉄の表面は天候によって少しずつ変化し、その移ろいも作品の意味に含まれます。
近づいて見ると、硬い素材の中に人の姿を思わせる形と、空洞の関係が浮かびます。そこには、傷つきやすさ、希望、喪失、そして困難に抗う人間の姿が刻まれています。
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