Basilica dei Santi Maria e Donato
バシリカ・デイ・サンティ・マリア・エ・ドナートは、ヴェネツィア北部のムラーノ島に建つ古い教会です。小さな広場では、暗い赤褐色のレンガ壁と独立した鐘楼、運河に面した列柱のファサードが目を引きます。起源は7世紀にさかのぼり、9世紀と1040年に再建されました。ロマネスク様式の後陣とビザンティン様式の装飾が、建物の外観と内部を形づくっています。
内部では、アルティーノから運ばれたギリシャ産大理石の柱が三つの身廊を支えています。12世紀のモザイク床は500平方メートルを超え、斑岩や蛇紋岩で幾何学模様と動物の姿を描きます。くびきを負った雄鶏とキツネ、クジャク、ワシ、グリフォンが、床面に並ぶ印象的な図像です。聖域の半ドームには金色のモザイクが広がり、中央には立つ聖母マリアが一人描かれています。
聖ドナトゥスの遺 relic は大理石の石棺に納められ、祭壇の後ろには長さ1メートルを超える肋骨が4本吊られています。伝説はそれらを聖人がギリシャで倒した竜の骨と語り、科学的には更新世の大型哺乳類の骨とも考えられています。俯瞰する鐘楼と後陣、運河沿いの列柱が、ムラーノの水辺に残るこの教会の姿を際立たせます。
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