Dom St. Stephan
ドーム・ザンクト・シュテファンは、ドイツのパッサウに立つ大聖堂で、東部ドナウ地域の母教会です。起源は古代末期の都市バタウィスに教会が記録された、約450年頃までさかのぼります。739年以降、この大聖堂は司教区の所在地としてパッサウの宗教史を担ってきました。
1662年の火災は中世の建物を大きく損ない、聖歌隊席、交差部の塔、翼廊だけがゴシック建築の一部として残りました。イタリア人建築家カルロ・ルラゴは、1668年から1693年にかけてバロック様式の再建を指揮しました。内部ではジョヴァンニ・バッティスタ・カルローネの装飾とカルポフォロ・テンカーラのフレスコ画が、北アルプス最大とされるバロック教会空間を形づくります。金色の説教壇、側祭壇、ヨーゼフ・ヘンゼルマンが制作した聖ステファノの殉教を表す主祭壇も、内部の見どころです。大聖堂のオルガンは五つの部分から成り、ひとつの演奏台から全体を奏でられる世界最大のカトリック教会オルガン、ヨーロッパ最大のオルガンとされています。ゴシック様式の聖歌隊席は修復が続き、ドーム・ザンクト・シュテファンは礼拝と文化行事の場としてパッサウに根づいています。
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