Tour Saint-Jacques
トゥール・サン=ジャックは、パリ4区に立つ高さ52メートルのフランボワイヤン・ゴシック様式の塔です。精巧な龕や聖人像、ガーゴイルを備え、サン=ジャック・ド・ラ・ブシュリ教会の唯一の現存部分として姿を見せます。教会は1509年から1523年に建てられ、1797年のフランス革命期に取り壊されました。
建設費を支えたのは、近くのレ・アル市場で働く裕福な肉屋たちでした。ジャン・ド・フェラン、ジュリアン・メナール、ジャン・ド・ルヴィエの石工が設計を担い、塔はサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼路の出発点になりました。この巡礼との結びつきから、1998年にユネスコ世界遺産へ登録されています。19世紀には散弾製造塔へ転用され、1836年にパリ市が購入した後、1862年に歴史的記念物へ指定されました。
テオドール・バリュは第二帝政期に修復し、塔を台座へ据えて周囲に小公園を整えました。基部のブレーズ・パスカル像は気圧実験を記念しますが、実験場所がここだったかは議論が残ります。1990年代まで気象研究室を収め、三百段の階段からパリの景観を望めます。
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