Ish-hammam
イシュ・ハマムは、アルバニア南部のジロカストラに残る、オスマン時代の公衆浴場です。メチテの浴場やメチテ・ハマムとも呼ばれ、この都市で唯一現存する同種の建物です。
浴場は、メチテ地区の水源と結びついて建てられました。ジロカストラでは水の確保が難しく、浴場の規模や構成にも地域の事情が表れています。建物には、入浴や発汗、着替えに使われた空間が連なり、それぞれの部屋は球形のドームで覆われています。低く見えるドームは、オスマンの浴場建築に特徴的な換気と保温の役割を担いました。
現在も壁とドームが残り、失われた内装や装飾に代わって、かつての空間構成を伝えています。浴場は身体を洗う場所であると同時に、人々が集まり、休み、話を交わす社交の場でもありました。近くのメチテ・モスクや水源との関係は、宗教、生活、社交がこの地区で結びついていたことを示します。イシュ・ハマムは建築記念物として認められ、ジロカストラがオスマンの伝統を限られた水資源に合わせた過程を伝えています。
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