Palazzo Dandolo
パラッツォ・ダンドロは、ヴェネツィアの水辺に立つ十四世紀建造の宮殿です。ダンドロ家が築いた館には、尖頭アーチや装飾的な正面を備えたヴェネツィア・ゴシックの姿が残ります。内部では、桃色の大理石、金箔を施した天井と柱、ムラーノ・ガラスのシャンデリアが目を引きます。
一六三〇年、この場所でモンテヴェルディの《プロセルピナの略奪》が上演され、ヴェネツィア最初のオペラ公演となりました。一六三八年には、マルコ・ダンドロが本階に公開の集会室と賭博室を設け、リドット・プッブリコが始まります。十八世紀のカーニバル期には、仮面と華やかな衣装の客が約十室の賭博室に集まり、茶、コーヒー、チョコレート、果物、菓子、ワインも楽しまれました。
一七七四年の閉鎖後、建物は一八二二年にホテルへ変わり、バルザック、プルースト、ディケンズ、ワーグナーらを迎えました。現在はホテル・ダニエリとして知られ、文化行事や展覧会にも使われています。大運河を望む本階には二つの展示室があり、フランチェスコ・グアルディの絵画には、革張りの壁とシャンデリアの下で談笑する仮面姿の人々が描かれています。
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