Ca' del Duca
カ・デル・ドゥカは、ヴェネツィアのサン・マルコ地区で大運河に面する宮殿です。三つのファサードを持ち、大運河、リオ・デル・ドゥカ、コルテ・デル・ドゥカに向かって開いています。19世紀の主正面には、未完成の建築を示す二本の大きな柱や水門、地上階の窓が残ります。
建設は1457年、アンドレア・コルナーロの依頼を受けた建築家バルトロメオ・ボンによって始まりました。1461年にフランチェスコ・スフォルツァへ売却されると、工事は基礎と1階の角部分だけで止まり、1466年には政治的な争いからスフォルツァも所有権を失いました。地下階と地上階には、精密に加工したイストリア石と角張った石材が使われ、ヴェネツィアのルネサンス建築に新しい表現をもたらしました。
1520年代にはティツィアーノの工房となり、ドゥカーレ宮殿の装飾画がここで制作されました。1618年にはスペイン貴族アルフォンソ・デ・ラ・クエバが暮らし、2011年の第54回ヴェネツィア・ビエンナーレではルクセンブルク館が置かれました。未完成の石造部分と後世の正面が並ぶ景観が、この場所の歩みを目の前に映します。
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