Palau del Rei Sanç
パラウ・デル・レイ・サンチは、王宮からカルトジオ会修道院へ姿を変えた建物です。正方形の塔を中心に石造の建物がまとまり、粗く仕上げた石の外壁が重厚な輪郭を見せます。
内部では、食堂の模様タイルと旧大広間の精巧な木彫天井が目を引きます。これらはムーア期の工芸を伝えるものと考えられ、後世の王室と修道院の改修にも古い技術を残しています。建物は、アラゴン王ハイメ二世が息子サンチのために設けた王室の住居として始まりました。サンチはこの館を療養の場として使い、鷹狩りにも親しんだと伝わります。
その後、カルトジオ会の修道士が王室の館を修道院へ改め、教会を加えて生活空間を整えました。厳しい沈黙の規則は、図書室で限られた時間だけ会話を認める暮らしを形づくりました。館内の食堂、大広間、音楽室には、王室生活と修道生活の層が重なります。音楽室はショパン作品のピアノ演奏とも結び付き、木と石とタイルがこの場所の複数の時代を伝えています。
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- Valldemossa
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