Villa Stenersen
ヴィラ・ステネルセンは、ノルウェーのオスロに建つ、建築家アルネ・コルスモが1939年に完成させたモダニズム住宅です。金融家で美術収集家、作家でもあったロルフ・ステネルセンのために設計され、家族の住まいと美術品を展示するギャラリーを兼ねていました。白い外壁、平らな屋根、ガラスブロック、直線と曲線の組み合わせが、木造住宅の多い周囲で目を引きます。
鉄筋コンクリートを使った構造には、ル・コルビュジエの建築理念と、ノルウェーの寒さへの対応が表れています。曲線を描く玄関は、円形の階段室や暖炉と呼応し、室内にはコルスモが設計した家具、深い青や緑、ピンクの色彩が広がります。図書室の青は「コルスモ・ブルー」と呼ばれ、主寝室から浴室へ緑が続く構成も印象的です。
第二次世界大戦後、この家は私邸から文化施設へ役割を変え、2012年に文化財として正式に保護されました。古い写真と原図を手がかりに、ステネルセンが暮らした時代の色や素材、家具を取り戻す修復が続いています。室内には当時の家具の一部と、ステネルセンが好んだエドヴァルド・ムンクの絵画の複製も残されています。
- 都市
- Oslo
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